働きながら経験値ゲット! アシスタントカメラマン

普通のカメラマンとどう違う?

同じカメラマンという言葉が入りますが、アシスタントカメラマンの場合ほとんど写真撮影はおこないません。どちらかというと、カメラマンのアシスタントという意味合いの方が大きいです。勤務場所にもよりますが、たとえばスタジオであれば、メインのカメラマンが撮影をするための準備をおこないます。屋外撮影なら、備品準備やセッティング、荷物運びなどまでおこなう場合もあります。

本格的な撮影においては、カメラひとつで手軽にといった感じにはいきません。ストロボ設置やライティング調整、またパソコンとの同期環境など、さまざまな準備が必要となってきます。そんな部分も含めてメインのカメラマンが一人でおこなうとなると、なかなかに大変です。アシスタントカメラマンは、そうした状況をアシストするための存在なのです。

実際の仕事内容とは

アシスタントカメラマンの一日は長いです。時間外労働なども決して珍しくありません。そんな過酷な環境でもなお勤める人がいるのは、学びの場として有益であるためです。

具体的な内容としては、たとえば撮影前の準備です。カメラマンより早く入り、機材や撮影の準備、セッティング等をおこないます。それこそ、あとはシャッターを押すだけという状態にまで仕上げておくのが一般的なほど。あなたの仕事ぶりは、カメラマン、そしてスタジオの評判にすらかかわってくることでしょう。妥協なく状況を整えておいてください。

複数灯のストロボが入るスタジオ撮影ともなれば、配線や各面の微調整なども細かく必要となってくるため、結構大変です。とはいえ、教材などだけではなかなか得られない実践的な経験が積めるので、大きなメリットのひとつともいえるでしょう。撮影が滞りなく進むよう、そして自分の成長のため、しっかり勤め上げてください。

また撮影後に関しても、まだまだ油断はできません。むしろ、終わった後の方が作業は多いかもしれません。撮影で保存した写真データをパソコンで整理して、また必要に応じてレタッチもおこないます。デジタル写真が主流の昨今において、レタッチもまたカメラマンの必須の技術となってきています。基本以上の技術があるようであれば、勉強させてもらっても良いでしょう。プロが撮影する写真は、数百から数千に上るケースもざらです。目にも手にも大きな疲労が感じられてくるかと思われますが、経験値は確実に積み重ねられるはず。構図やライティング、フレーミングなどをプロの作品や現場の空気を通して学んでいきましょう。

アシスタントカメラマンの収入

学びに適した場とはいえ、やはり仕事である以上収入面も気になるところでしょう。もちろん、ボランティアではなく「アシスタントカメラマン」という肩書きのもと仕事をおこなっているだけに、収入も発生します。ですが、年収にして200万円前後と、一般的なアルバイト収入ともさほど変わらないレベルが一般的です。プロの仕事が学べるという点に大きなメリットを感じてこその、貴重な勤務先となります。

通常、アシスタントカメラマンからプロになる場合は、だいたい3年の経験を積むことが必要といわれています。この経験を経ることにより、本格的な撮影を教えてもらえる、いちカメラマンの一人として見られ始めるといった変化が感じられてくるでしょう。

アシスタントをやっているうちに、プロカメラマンが今どのように考えており、次にどうするべきかといった、予測ができるようになってきます。これこそが、最大の収穫であるといわれています。しっかりとした勉強を経てプロを目指したい、そのように考えているのであれば、経験しておいて損のない職業といえるでしょう。