写真館経営の仕事における主な特徴

写真館はどんなところ?

写真館とは、撮影するための設備が整った施設です。スタジオ設備はもちろん、現像やデータ管理、衣装ストックなど、高度な写真撮影をおこなうための環境が一通り整ったような場所です。とはいえ、カメラマンが作品撮りで使用するような場所というわけでもなく、写真を撮ってもらいたいお客さんによる利用がメインとなってきます。つまり、写真を撮りたいお客さんに満足を提供するための施設であるといえます。

写真館経営は、まさにそんな施設を経営者として支える立場になってきます。カメラマンよりさらに上の立場ですが、自らがオーナーカメラマンとして撮影する場合も多いようです。やはり経営者である以上、どのような写真が喜ばれるかを理解しています。場合によって、メインのカメラマンよりさらなる満足創出に繋がる場合もあるでしょう。

経営者だからこその視点

経営者という立場であるため、主な仕事は経営です。すなわち、運営・管理をおこなうことこそが本分となってきます。そのため、良い写真を撮ることだけでなく、写真撮影を通してどのように利益を得ていくか、季節やイベントに合わせてどういったアプローチをしていくかなどの、経営戦略が欠かせません。

また近年は、インターネットを通したプロモーションが主流になってきているので、ウェブサイト上におけるコンテンツを考えることも重要でしょう。写真館やスタジオは、全国に多種多様に存在しています。中には多数店舗を展開する大手グループ店舗もあり、決して甘い世界でもありません。そのため、新たに経営者としての成功を目指すのであれば、独自色を出すことがポイントになってきます。自分の写真館を多くのお客さんに選んでもらえるかどうかは、写真館経営者のプロモーションにおける手腕に大きくかかわってくることでしょう。

そしてもう一点欠かせないのが、求人の部分です。設備の整った印象の良い写真館を持っていても、実際に撮影する優秀なカメラマンがいなくては経営は円滑におこなわれません。求人や面接採用にも注力して、写真館の力になる適切な人材を確保することも、重要な仕事になってくることでしょう。写真館におけるカメラマンは、ただ良い写真を撮れるだけでも成立しません。個人やカップル、家族、さらには団体など、あらゆる利用者が訪れる場所なので、その時々に応じたおもてなしができてこそです。人当たりの良さや、雰囲気作り、また思わぬトラブルが起きたときの対処なども、大事な仕事となってきます。そういった面も総合的に考えながら、人選をおこなうことが大切です。

写真館経営におけるやりがい

写真館経営は、紛れもなくサービス業です。芸術をストイックに追い求めるのではなく、いかにお客さんに満足してもらえるかが良い写真館である条件となってきます。それこそ、芸術性を度外視してでも要望に応えられるぐらいが理想的です。

そんな難しさも特徴的である一方、真心込めたサービスがお客さんの要望に見事はまったときの「ありがとう」の一言は、何よりの励みに感じられます。写真撮影は、専門職です。そのため、写真館を訪れた人は他で味わうことのできない特別な満足を感じることができます。普段の自分ではないような、特別な一枚を提供できれば、大いに喜んでもらえること必至です。写真館を経営していて良かった……。そんな、何にも代えがたい気持ちに浸れることでしょう。

また、前述の通り、数多く存在する写真館やスタジオの中でも存在感を発揮するには、独自性がポイントとなります。そんな中、独自展開がぴたっとはまって、地域外からも人が訪れてくれるとなれば、まさにそれは経営者冥利に尽きるといったところ。あまり積極的に表に出る立場でもありませんが、裏方としての喜びもまた、何にも代えがたいです。